ウィッチャー3　ファンタジーオープンワールドの頂点。PS4最高傑作

200字概略　2015ゲームオブザイヤー。最高のファンタジー。匹敵するのはブレワイくらいか

伝説のモンスタースレイヤーとなり、怪物と戦火で荒廃した世界を旅し、悪魔の騎士団に追われる預言の少女を救い出せ。

テレビゲームの次元を超越した大作ファンタジー小説の様な世界観とストーリー、剣と魔法を駆使した選択肢が多く完成度の高いアクション、細部までストーリーが作りこまれた多数のサブクエスト。

クリアすれば何年も記憶に残り続けるであろう、名作である。ゲームとして古くなってしまう前に是非プレイして欲しい。

ポーランドの超人気小説が原作。世界観とキャラクターの魅力はテレビゲームの次元ではない。

「ウィッチャー」シリーズはポーランドの同名ファンタジー小説シリーズを原作としている(1,2はPC及びXBOX360で展開）。ポーランドの大統領が2011年ごろにアメリカのオバマと会談した際にウィッチャー2を送った、何て話もあるくらいのポーランドではメジャーな作品である。

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世界観のレベルがテレビゲームじゃない。「指輪物語」や「ゲド戦記」等の20世紀最高峰のファンタジー小説と比較して語られる次元である。主人公たるリヴィアのゲラルト始め、キャラクター達の魅力といったら数年で流行り廃れていく量産作品とは比較にならない。何十年も続いている大作ファンタジーの世界に、最新鋭のオープンワールドゲームを通して完璧に入っていく事ができる。ファンタジーファンの夢が叶う作品だ。

数年前のゲームではあるが、まだ同じPS4世代でありゲームプレイ的な違和感も無い。見逃していたPS4、XboxOneプレイヤーは絶対にプレイするべきだ。逃したら絶対に後悔する。

アクションも素晴らしい　人間、怪物、剣、魔法、何とどう戦っても楽しい

アクションゲームとしてのクオリティも素晴らしい。怪物退治の魔法剣士という設定を上手くアクションに活かし、選択肢が多い充実した戦闘が楽しめる。

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剣、魔法、爆弾、回避、防御、ポーションでのブースト等々、戦闘におけるアプローチが非常に多く熟練の魔法剣士気分に浸れる。

人間の兵士や小型モンスター相手には剣で華麗に攻撃を受け流し、素早い魔法でペースを握る。大型の怪物を相手にすれば範囲魔法や爆弾で互角に渡り合い、霊薬で超人的なスピード発揮して打撃を掻い潜り急所に剣を突き刺す。これらの他にも様々な戦い方を自由に組み合わせて自分の思い描く魔法剣士として戦える。

難易度調整機能もあるので、さくさく進めたい人はイージーでストレスなく遊ぶもよし。死にたい人は最高難易度で怪物や兵士たちとのガチの殺し合いを楽しむもよし。プレイ中にも変えられるのでその時の気分で好きに楽しむことができる。

お使い感のない作りこまれたクエスト　重い決断を迫る選択肢が没入感を生む

サブクエストを一つ紹介しようと思う。当該クエストのネタバレだがメインのストーリーには無関係なので、このゲームのサブクエストの作りこみっぷりを理解すると思って15分ほどの動画を見てほしい

これが無数にあるサブクエスト一つのストーリーである。無名の村人が人狼に襲われているのを助ける、なんて単純な話ではない。人狼の呪いと女の愛憎が絡まりあって悲劇を生み、主人公に決断を迫る。呪いに必死に耐えながらも妻を殺された人狼を憐れみ、罪を犯した女への復讐を許すか。一人でも死人を減らすために愚かな女を助け、哀れな人狼を殺すか・・・。

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この他にもメイン、サブを問わず本格的な小説の様な展開、決断が待っている。プレイヤーは悩み、逡巡しながら決断し、この世界に深く引き込まれていくのだ。素晴らしいゲームデザインである。